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Last-modified: 2014-02-16 (日) 20:54:01

魔法の派 第2章

敵情の解析

アーサー「11人の支配者」
アーサー「『外敵』だけでも怖いのに、見るからにおっかない反乱分子まで集結するだなんてまともじゃないです……」
エル「でも実質的に戦力はほぼ互角なのだぞ。11人の支配者からすれば、キャメロットこそ反乱分子と考えているのかもしれん」
マーリン「ともあれ、対応せん訳にもいくまい」
マーリン「より大きな脅威は、言うまでもなく『外敵』じゃ。しかしその『外敵』と戦うためには、まずブリテン内の情勢を整える必要がある」
グィネヴィア「となると、11人の支配者を集中攻撃し、早期決着を図る、という事ですわね」
アーサー「そういえば、11人の支配者にはリエンス王は加わっていませんでしたね」
グィネヴィア「大方、卑屈な王にはお誘いは来なかったんじゃありませんの? あるいは、門前払いを受けたとか」
ガラハッド「リエンス王は放っておいても大丈夫じゃない? ……『断絶の時代』も関わってなさそうだし」
マーリン「とにかく11人の支配者を何とかしろ。残酷なようだが、彼らは所詮エクスカリバーを抜けない程度の集団じゃ」
マーリン「たとえワシらを打倒したとしても、『外敵』からブリテンを守り抜く事はできんじゃろう」
グィネヴィア「勝っても負けてもブリテンの未来には貢献できない。面倒臭い運命を背負っていますわね、そいつらも」
アーサー「その行き止まりがあるからこそ、乗り越えようとしているのかもしれませんね」

君主のお掃除

エル「アーサー、アーサー」
アーサー「ひい!? もう雑用は嫌ですよ!」
エル「分かっているなら話は早いのだぞ」
アーサー「僕はこの戦いが終わったら1日中マッチ棒のパズルに明け暮れるって決めていたんです!」
エル「はい難問71はこー超難問77はこことここをこーしてはい終了」
アーサー「こいつ人の楽しみになんて事をー!?」
エル「じゃあ宮殿の掃除を行うから空いている手を貸してくれ」
アーサー「僕は王様なのに……」
エル「キャメロット宮殿の管理側に組み込まれている妖精としては、日々の清掃も重要な任務の1つなのだよ」
アーサー「妖精の仕事って自分で認めましたよね!? 僕パーフェクトに関係ないですよね!?」

アーサー「ひい、ひい……よ、ようやく終わりましたか」
エル「やっぱり宮殿も広いと手間がかかるものだ。機密に絡む所はメイドなんかに頼む訳にもいかないからな」
アーサー「……つまりエルはメイドの代わりを務めたと? ならまずはメイド服に着替えてもらいましょうかテコ入れ的に!!」
エル「私を従えたくば、その剣で実力を示してみるがよい的提案をするのだぞ……?」
アーサー「召喚獣的な!? 何でブリテンはやる事なす事いちいち命懸けなんですか!?」
グィネヴィア「何をぎゃあぎゃあ騒いでいますの……?」
エル「グィネヴィア。アーサーに感謝するがよい」
グィネヴィア「?」
エル「グィネヴィアが出かけている間に、アーサーが貴様の部屋を綺麗にしてくれたんだ」
グィネヴィア「は?」
アーサー「は?」
グィネヴィア「はぎゃああああああああああああああ!?」
グィネヴィア「どどっどうどういうどういう事ですのこれはー!? ほんっホントに本当に部屋が私の部屋が好き勝手に……!!」
アーサー「えっ!? あれグィネヴィアさんの部屋だったんですか!? それにしては超汚かっ……」
グィネヴィア「ビッグなお世話でしてよアーサー!」
アーサー「痛い!!」
エル「何だもー部屋を掃除してもらっただけで。思春期か?」
エル「それとも見られると恥ずかしーものでも?」
グィネヴィア「ううっ!? そ、それは……」
アーサー「……まぁ、肌着はそこらじゅうに散乱していましたけど……」
グィネヴィア「そっちもしっかり見ていましたのねアーサー! 今度はグーでいきますわよ!!」
エル「そっちも?」
グィネヴィア「ほほほ何でもありませんでしてよ!!」

王と魔女

ロット「揃ったか」
ユリエンス「まぁ、我々を含めてエクスカリバーを抜けなかった者は多数いますからねえ」
ロット「彼奴等が『外敵』と戦う様子は見させてもらったが、未熟の一言」
ロット「やはり、あんな剣1本で王を決めるやり方など間違っていたのだ」
ユリエンス「それよりも、今回は試験的に『湖』製の騎士を派遣しましたが」
ロット「戦力としては悪くない。ただ、製造から数日でぐずぐずに腐っていくのは見ていて楽しいものではないがな」
ユリエンス「そりゃあ、我々にはエクスカリバーも円卓もありませんからねえ」
ユリエンス「完璧な騎士というのは高望みでしょう」
ロット「戦で使えるのであれば構わん」
ロット「だが、問題なのは騎士ではなく、それを作っているものだ」
ロット「『湖』の制御……いや、我らの陣営にあれを招き入れて良かったのか」
モルゴース「あら。失礼してしまうわね」
エレイン「いくら11人の支配者といえど、私達の協力なくして勝利できるとでも?」
モーガン「…・・・、文句があるなら、剣を抜けってのよ」
ロット「……魔女め」
ユリエンス「人間である己を改造して、妖精の力の一端を手に入れようとした者の末路。いやあ、魔法の専門家としては涎が出そうです」
ロット「……」
モルゴース「私達の事はどう思ってもらっても結構。でも、私達がいなければ『湖』は動かないし、騎士も作り出せない。お分かり?」
ロット「よかろう。だが、もしも我々を踏み台にするなら、即座に斬る」
エレイン「心配なさらず。アーサー……というより、マーリンの計画には我々も恨みがあってよ」
モーガン「私は回りくどいのは嫌よ。邪魔をするならこいつらもぶっ殺して、私達だけでキャメロットを潰せば良いわ」
ロット「ふっ。そちらの方が、まだしも好感が持てるな」
エレイン「駄目よモーガン。彼らと同じく、我々だけではキャメロットには敵わない。ご理解できて?」
モーガン「……」
ユリエンス「次はどう出るのです?」
モルゴース「そうね」
モルゴース「こんなのは……どう?」

ロット「……好かんな。俺の流儀ではない」
モーガン「私も。そんな回りくどい方法より、直接暴れてやりたいわ」
ユリエンス「ですが、有効なやり方でしょう」
モルゴース「どうする? ロット王の意見を聞きたいわ」
ロット「構わん」
ロット「魔女は魔女で動くが良い。俺達は俺達のやり方でキャメロットと決着をつける」
モルゴース「では、そのように」
モーガン「めんどくせー。ねえねえ、私ロット王の方に行っちゃダメ?」
エレイン「駄目よモーガン。あなたは殺し過ぎる。それでは彼らの正当性を主張しにくくなってよ」
ユリエンス「ではこちらも、王は王としての職務をまっとうしますか」
ロット「そうだな。ブリテンの王として、エクスカリバーを折りに行くか」

最強の騎士製造

???「アーサー様、アーサー様」
アーサー「な、何ですか?」
アーサー「え、ええと、どちら様ですか? グィネヴィアさんとかガラハッドさんとかお使い頼まれまくってて今すごく大変で……!」
???「マーリン様の下で魔法の研究をさせていただいている者です。主に、騎士を生み出す『湖』関連で」
アーサー「マーリンさんからも雑用押し付けられるんですか!?」
???「はい、はい。後で正式な通達が行くとは思うのですが、早めに動いておかないとなりませんので」
アーサー「で、結局僕は何をすれば良いんですか?」
???「新しい騎士の製造計画にご参加を」
???「それも、ランスロット様、ガウェイン様、ガラハッド様を上回る性能の騎士。つまり、最強の騎士の」
アーサー「えっ? そんな事できるんですか!?」
???「アーサー様も、騎士の製造方法についてはご存知ですよね」
???「王や英傑など、優れた人間の因子を取り出して登録し、その複数の因子を掛け合わせることで設計図を作る」
アーサー「はあ。確か組み合わせのパターンでもかなり変わるって話でしたけど、基本的には優れた因子を使った方が強くなりやすいって聞きますよね」
アーサー「まさか、その優れた因子を持つ王や英傑が見つかったんですか?」
???「ええ、ここに」
アーサー「?」
???「優れた人物が優れた因子を持つのであればエクスカリバーを抜いたアーサー様こそ的確でしょう?」
アーサー「言われてみれば……。でもエクスカリバーを抜いた人って100万人以上いるんですよね」
???「ええ。通常、騎士は因子Aと因子Bのペアで製造します。ここまで多くの因子を組み合わせるパターンは類を見ない」
???「最大規模のプロジェクトとなるでしょう。そこで目下の問題があるのですが……」
アーサー「?」
???「……100万人以上もいらっしゃいますから、因子の採取に時間が……」
アーサー「そ、そうですよね!」
???「では」
アーサー「はい。よろしくお願いします」
???「はい、はい、では。痛みはありませんので、強張らなくても結構ですよ……っと」
アーサー「あれ、もう終わりですか? でも、普通は2人分の因子を使うのに、今回は100万人以上なんですよね。何か特別な仕掛けでもあるんですか」
???「100万人分を結合させるために、特別な因子を使うんです」
???「私の、ね」
アーサー「へえー、そうなんですか。で、その最強の騎士ってもう名前も決まっているんですか?」
???「モードレッド」
???「良く覚えておいてくださいませ、アーサー様。まぁ、彼が活躍すれば、いやでも忘れられないようになるでしょうけどね」

審判の時

マーリン「『湖』の設計図に異物を埋め込まれた」
マーリン「おそらくは、11人の支配者に加担すると思われる魔女の1人、モルゴースの仕業だろう」
マーリン「生み出されたのはモードレッド」
マーリン「ワシらキャメロットにとって、ほぼ最悪と言って良い相性を持つ、裏切りの騎士じゃな」
エル「モードレッドの体内には全アーサーの因子があるのだぞ。そして天敵となるモルゴースの因子も」
エル「モードレッドはあらゆるアーサーの特徴や弱点を検索し、最適の攻撃を放つのだな」
マーリン「ヤツは生まれる前から裏切ることを設定された騎士じゃ」
マーリン「アーサーよ、モードレッドを殺せ」
エル「……」
マーリン「エクスカリバーと円卓によってブリテンを統一するためには、それしかない」

ガラハッド「雑用な上に後味まで悪い。どうすんのアーサー?」
アーサー「……」

モードレッド「はぁ……はぁ……!! くそ、王国を破滅させるために作り出されただと。それでは、私は、私は何のために……」
モードレッド「!? アーサー、か!」
アーサー「……」
モードレッド「……」
モードレッド「……済まない。そうだな、やはりこの命には決着をつけるべきだ」
ガウェイン「いたぜ」
ランスロット「マーリンめ、またくだらん仕事を押し付けてくる」
ガウェイン「手を汚したくないならこちらへ渡せよ。私が……。っ!?」
ガウェイン「何の真似だよ。何故モードレッドを庇うんだ、アーサー!!」
モードレッド「アーサー……?」
アーサー「少しは王様らしくしないとまたあちこちからドツかれそうですし。たまにはそれらしい事をさせてもらいましょうか!」
ガラハッド「まー最強ランクの騎士ってのは間違いないんだし? 『湖』も『断絶の時代』ものだから、そいつ調べれば面白い事分かりそうじゃない」
ガウェイン「こいつ、キャメロットの総意に背くかよ!」
ランスロット「くそ、私もそっちについていれば良かったな」
ガラハッド「モードレッドの前にこっちでテストするか。『湖』の出来栄え、ちょっと剣で確かめさせてもらうわよ」
アーサー「今の内に離れましょうモードレッドさん。……!?」
アーサー(剣)「……」
アーサー(技)「……」
アーサー「そう簡単にはいかないですか。モードレッドさん、一緒に戦ってください!」
モードレッド「良いのか? 私は、最初から裏切ることを設定された騎士なのだぞ!!」
アーサー「それは裏切る理由があるからでしょう。ならそんな理由のない王国を作れば良いんです! あなたは審判役になってください!」
アーサー「少なくとも今のままのブリテンなら、裏切って当然です。その王国を正すために戦いましょう!」

エル「……マーリンはいないのだぞ」
エル「だが、これは私情だが。アーサーが勝ったことに安堵している自分がいるな」

選抜の騎士

エル「キャメロット都市国家群近辺の川から岩が流れてきているのだぞ」
エル「その岩には、剣が刺さっていて、『最も優れた騎士に』と言う刻印があるらしい」
アーサー「……どこかで聞いたような話ですね……」
マーリン「剣を流してきた者の正体や目的は不明。ブリテンの混乱を狙っているかもしれん」
アーサー「?」
マーリン「アーサーに抜けん剣を作り、失敗する様を騎士や民へ見せつけるんじゃ」
エル「ただ、敵性であれば放置もできないぞ」
エル「念のため武装し、川を流れる岩と剣を調べてくれ」

ガラハッド「ここに来てまた特別な剣か」
ガラハッド「どう思うアーサー?」
アーサー「……僕の名誉にこだわる策としたら、やっぱり『11人の支配者』とか?」
ガラハッド「連中にしか抜けない剣があれば確かに宣伝材料になるけど」
アーサー「けど?」
ガラハッド「アンタが失敗するにしても連中が成功するにしても、普通、目立つ所でやらせない?」
アーサー「確かに……」
ガラハッド「おっと。向こうに流れている岩ってのがそうかな?」
アーサー「例の岩に刺さった剣ですか」
ガラハッド「じゃアーサー、試しに1発」
アーサー「王様用の作戦って線が濃厚なんですよね!?」
ガラハッド「誰も見てないから大丈夫よ。存分に失敗しろ」
アーサー「見てる見てない以前にダメージ的な心配とか……!」
ガラハッド「誰も見てないって事は、ここでアンタぶん殴っても誰にも気づかれないって事よ?」
アーサー「全力でやらせていただきます!!」
アーサー「ぐっ! むむ、動け……ッ!」
ガラハッド「びくともしないね」
アーサー「いやパントマイム的なネタじゃなくて、ホントに固……!」
ガラハッド「なに、そんなに頑丈なの?」
アーサー「ガラハッドさん、これ、ちょっと、バトンタッチで」
ガラハッド「えー」
アーサー「ナイトサンチカラモチホレチャイソー!」
ガラハッド「仕方ないな。そんなに固いんなら私も本気で……」
ガラハッド「ぶっ!? アーサーてめぇぇぇええ! スゲーあっさり抜けたじゃん! 勢い余って後ろひっくり返ったぞ!!」
アーサー「ホントに抜けなかったんですよ! アンタ馬鹿力すぎ!」
ガラハッド「嘘つけアンタの虫歯よりあっさり抜けたぞ!」
アーサー「……ん? という事は」
ガラハッド「私がこの剣に選ばれた、って訳?」
アーサー「誰か来ましたよ」
ガラハッド「また唐突な」
選抜の騎士「我が名は選抜の騎士」
選抜の騎士「剣を抜きし者。その手がさらなる『断絶の時代』へ触れるに足る運命か見極めん」
ガラハッド「また唐突だな!!」

アーサー「はぁ、はぁ!! あ、あれ例の面倒くさい騎士は?」
ガラハッド「消えた……?」
ガラハッド「つーか、一体ありゃ何だったのよ?」

エル「川から流れてきた岩と剣の回収は成功したのだぞ」
マーリン「選抜の騎士と称していた者の行方や正体は不明」
マーリン「斥候を広範囲へばら撒いたが、結果が出るかどうかは分からんな」

策謀

エル「斥候からの報告をまとめた結果、『外敵』の次の動きが判明したぞ」
アーサー「また『外敵』がブリテンに来るっていうんですか?」
グィネヴィア「ですが、事前に襲撃ポイントが分かっていれば防備を固める事もできます。被害が軽減するのは確実ですわ」
アーサー「『外敵』はどう動くんです?」
エル「ブリテン南東の端。海から向かってくる『外敵』は、ここを攻めて上陸の足掛かりとする狙いのよーだ」
アーサー「ブリテン南東の端……港湾都市がありますよ!?」
グィネヴィア「アーサー。時間がありませんわ。一刻も早く防備のための命令を……」
マーリン「待つのじゃ」
アーサー「マーリンさん?」
マーリン「良く確認してみろ。ブリテン南東の端にある港湾都市の名はサフォーク」
グィネヴィア「それが一体……」
マーリン「サフォークは『11人の支配者』に支持を表明しておる。彼らの重要な資金源として機能しているんじゃ」
アーサー「まさか……」
マーリン「彼らを救う意義はない。このまま『外敵』に襲わせれば、『11人の支配者』の力も削げる」
マーリン「『11人の支配者』は対キャメロット用の布陣を意識し過ぎ、『外敵』からの防備をおろそかにしておる」
マーリン「今から慌てて防備を固めようとしても、まず間に合わんじゃろうからな」
グィネヴィア「だったら、なおさらサフォークへの支援は必要でしょう! 彼らだってブリテンの民である事に変わりはありませんのよ!!」
マーリン「じゃが彼らの行動が『11人の支配者』へ力を与える。その混乱が他の民を傷つけ、さらに『外敵』への対応を遅らせているのも事実じゃ」
マーリン「ここでサフォークが倒れれば、それだけ早く『11人の支配者』と決着がつく」
マーリン「それは結果として、ブリテン全体の民や財産を守る行動へ直結する」
マーリン「我々が手を下す訳ではない。ただ救援の要請を無視すれば良い」
グィネヴィア「アーサー!」
アーサー「……」
マーリン「それとも、一時の正義感で戦闘を長引かせ、身内の騎士や民を苦しめる選択を取るか?」
マーリン「アーサー。王として、賢明な道を選べ」

その剣は誰のためにあるか

手紙「おうさま、サフォークのまちをたすけてください」
手紙「うみのむこうには、もう『がいてき』のぐんぜいがみえています。いつおそってくるかわかりません」
手紙「どうか、ぼくのおとうさんと、おかあさんと、ともだちと、みんなを、たすけてください」
手紙「ぼくのことはどうなってもかまいません」
手紙「どうか、ぼくのたいせつなひとたちをまもってください」

アーサー「……」
エル「行くのかねアーサー」
アーサー「……ええ」
エル「貴様の行動はマーリン含む作戦立案者に背き、ブリテン全体の不利益に直結するのだぞ」
エル「結果によっては王の候補者としての資格も奪われ、罪に問われる可能性もある」
エル「でも」
エル「個人的には、貴様と共に戦える事に感謝するぞ」

エル「サフォークの街へ『外敵』の軍勢が近づいているのだぞ」
エル「『11人の支配者』も防備を進めているよーだが、まー間に合わないだろう」
エル「『外敵』の規模からして、今までより厳しい戦いになるかもな。とにかく全力で、彼らを海岸線から追い返すんだ」

ガラハッド「やれやれ。また『断絶の時代』と関係ない雑用だよ。せめて後味の良いようにしましょうか」
アーサー「すみません。みんなも巻き込んでしまって」
ガラハッド「毎度の事」
ガラハッド「ただまぁ、マーリンのやり方にムカついてんのはアンタだけじゃない。他の騎士や民衆も感謝してるかもね」
アーサー「僕は僕の仕事をします。モードレッドさんも審判役をまっとうしてください!」
モードレッド「言われずとも!」
グィネヴィア(通信)「来ますわよ、アーサー。『外敵』です! サフォークの民に王の器とやらをお見せなさい!」

アーサー「くそ、『外敵』はやっぱりまともじゃないです!」
ガラハッド「これだから雑用は嫌なのよ!!」
モードレッド「次が来るぞ!!」

アーサー「押し返せた、んですか……?」
ガラハッド「いいや、1番ヤバそうなのが出てきたわよ!」
モードレッド「『ドラゴン』だと!?」
ガラハッド「ざっと5等級って感じ? タラスクスとか刻印されてるけど」
ガラハッド「以前アンタがぶつかったヤツと比べれば小さい方ね」
アーサー「逃げたらやられるのはサフォークの人達です」
アーサー「押し返すしかないです!」

エル「『外敵』は海へ撤退したのだぞ。街も損害はないよーだな」
グィネヴィア「まぁまぁですわね。サフォークの民にインタビューでもしてみたいものですわ」
エル「今回の件は、内政に気を取られての事。私達も注意しなければな」

マーリン「……今のところ順当に成長してはいるが、やはり制御に問題があるか」
マーリン「先代のウーサーの時もそうじゃったな」
マーリン「やはり、どこかで修正をする必要があるかもしれん」

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